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ご夫婦の体験記

不登校のお子さんとどの様に向き合い、克服してしたかを赤裸々に体験談として語ってくれました。

経験者ならではの思いや感想が至る所に散りばめられています。

ぜひご夫婦の体験談を読んでいただき、今後の生活の参考になれば幸いです。

不登校を克服したご夫婦
お父様(T.Aさん)の体験記

【幼少の頃から頑張り屋】
中学時代に不登校を経験し現在は社会人となった娘のことをお話しします。幼少の頃から頑張り屋さんで、フィギュアスケートの練習や昇級審査への挑戦などもしていました。遠方への合宿でも仲間と出かけて行ったものです。私たち夫婦の間には、この娘と6歳年下の弟がいます。 私たちの学区には、進学校として人気の県立高校への合格率が高い中学校がありました。 特にパソコンを使ったり、英語で授業が行われるなど特色のあるものでした。行政では少子化対策として他の学区からも、児童を受け入れる施策を行うことになり、教育熱心な家庭から通学する子も増えて、これに伴って学校への期待も更に高まるという環境でした。 私自身は仕事で帰宅することが遅く、休日も出かけることが多かったため学校行事もPTAについても家内に任せきりでした。私自身は父を早く亡くしていたため、父親とはどういう役割なのか、子供への接し方にコンプレックスがありました。

【中学生のある日...】
中学に入って、ある日のことです。登校時間になっても娘がトイレに入ってしまったきり、鍵をして出てきません。家内は私よりも早く出勤します。娘はお腹が痛いから休みたいというので私が電話をするのですが、毎日のようになりました。 後で本人に聞いたことですが当時学校に行けなくなった理由は良く分からないそうです。親にも言いたくないのか、いまだに整理できていないのか、いずれにしても何かを乗り越えたのでしょう。 しかし、当時は全く理由も言わないし、どのように接していいのかも分かりませんでした。それでも学校からは行事や進路についても連絡があるのですが、私たち夫婦は「もう、生きててくれさえすればいい」と思うようになり、そう本人に伝えました。学校にも行かなくても構いません。

【1つのきっかけは”卒業”】
日々は過ぎて単位制の高校に進学しました。その高校は通信、夜間、昼間制とあり単位制のため3年で卒業できなくてもよく、早く社会になじむためにアルバイトも許されていました。娘は部活を2つ掛け持ちし、アルバイトも通って徐々に明るさを取り戻していきました。 一貫して娘の選択を信じることにして、生きててくれればいいという風に接し続けたのがよかったのでしょうか。中学にはほとんど通えませんでしたが、卒業が1つのきっかけになったと思っています。長い人生の中でちょっと引っかかってしまっても、時間が解決することもあるかと思います。ただ、本人のことを信じていると伝え続け見守るだけでも父親の役割はできただろうかと思っています。